愛が深まるセックス体位365 [単行本(ソフトカバー)]
Lisa Sweet, 永井 敦, 宋 美玄
出版社/著者からの内容紹介
48手を超える365もの体位を1ページ1体位、オール実写&オールカラーで紹介した、魅惑のセックス体位集。
見事に鍛え抜かれた美しい肉体の男女4組が、初心者向けからアブノーマルなものまで、あらゆるベッドシーンを披露。
翻訳版は監修にドクターを迎え、ベッド、ソファ、バランスボールなど、高低差を利用した欧米文化ならではの体位を解説。日本人の身体的・性格的特徴、また年齢や体調・体力等を踏まえ、ドクターの視点から「理にかなった体位」をアドバイスします。
◎巻末には、『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』の宋美玄氏との対談を収録!
内容(「BOOK」データベースより)
愛する二人が幸せなオーガズムを得られるために!オールカラー写真で魅惑の365ポーズ紹介。
性交体位といえば四十八手。春画のようにおおらかに性をうたいあげる江戸文化が生み出した世界に誇る文化遺産なのかと思ったら、上には上がありました、という感じ。1日1つ試しても1年間楽しむことができる、365種の体位集。
原著『365 Sex Positions』も入手は容易で、これも売れているらしく、Amazonには(日本語の)カスタマーレビューも多くアップされています。原著の写真をそのままに(後述のように違いあり)、説明を翻訳して、ただの番号しかない原著に日付を入れ、前書きと対談をつけたのがこの本です。ちなみに、原著には前書き後書きはまるっきりありません。
監修の永井さんは前書きの中で「(原著が)ジョークで作られたのかと思った」と書いてますが、やっぱり原著は一種のジョーク本なんだと思います。体位の中には普通の人には不可能なものもあり、128「ヘッドラッシュ(Head Rush)」とか、294「世界最強タワー(World's Strongest)」とか、いくら信頼しきってる主人が相手でも絶対にイヤです。首の骨を折って死にたくはありませんもの。
たとえば、この294「世界最強タワー(World's Strongest)」の説明、日本版では「布団を下に敷いておくなどして、彼女の安全を確保してからでないとしてはダメ」とありますが、この部分は原著にありません。「雨にぬれたペットを乾かそうと電子レンジに入れたら焼け死んじゃった。そういう危険性を説明書に明記しなかったメーカーが悪い」というほどPL法(製造物責任法)の厳しいアメリカで、294の体位が危険だということを明記しなくて大丈夫かしら? まあそのくらい、アメリカではこれが完全にジョーク本と認定され、読者もそのつもりで買っているってことなんですよ。日本版はこれを実用的な性指南本として売ろうとしているので、原著にないこういう説明を付け加えねばならなかったのでしょう。そういう箇所がいろいろあります。
まあでも、体位集なんてそもそもジョークグッズ。日本の四十八手だって無理なものありますもの。そう割り切って、パートナーと一緒に見てコミュニケーションのツールに使うのが楽しいんじゃないでしょうか。
写真がとてもきれい。あまりに芸術的で殿方のオナニーのおかずにはならないと思いますが、女性は抵抗なく楽しめますし、パートナーと無理なく一緒に見られます。それから、原著のカスタマーレビューを見ると、画家さんがポーズ集として購入している例がいくつかあります。そういう使い方もできるでしょうね。モデルさんの人種・肌の色のバランスがとれているところもアメリカ的ですね。
なお、写真は原則として原著そのままなのですが、いまのところ2点、原著にないボカシが日本版の写真に入ってる例を確認しております。177「密室のイケナイ事(The W.C。ちなみに日本版の英語表記はWC The W.C。こんなふうに原著の英語表記を改めている例もあります)」、324「曲がったスプーン(Bent Spoon)」。原著では女性の割れ目が写ってます。どうしてもここが写ってなければイヤだという方は、原著をご購入くださいませ。
モデルさんは男女とも首から下の毛を全部剃ってるんですよね。だから美しいんでしょう。女性も子どものように割れ目がくっきりになっちゃうんで、原著で2枚写っちゃってるわけです。アメリカでは女性の割れ目は性器のうちに入らないのかしら? 男性器は原著でもまったく写ってないです。
体位名は英語と日本語と併記なので、この体位を英語でどういうんだろうという語学教材としても役立つかもしれません。もっとも、「正常位(Missionary)」なんていうのは認知されてるとしても、365種の体位のほとんどはこの本にしか出て来ないので、英会話で使って通じるかどうかは保証の限りではありません。もっとも、Fusion(融合)を「真夜中の融合」(279)みたいに、苦労して気の利いた訳をしてらっしゃるところが多数ありますので、そういう超訳のワザを磨く教材にもなるかもしれません。説明文はさすがに日本語だけですので、ここを比較するなら原著も必要です。
最後に日本版の改悪点。原著には索引があるんですけど日本版には索引も目次もありませんので、「あの体位どこだったっけ」と探すのがとても大変です。




